今年も秋の風物詩”六実っ子まつり”が開催されました。去年とはうって代わり暖かなお祭り日和でしたので、多くの方が来場されておりました。
このお祭りは地域団体である六実地区子育て井戸端会議が主催しているもので、お祭りの目的が子育てにあることが大きな特徴となっています。そのような視点をもってお祭りのブースを回ると、普通のお祭りとは少し違った風景が見えてきます。
まず、全てのブースには六実中学校の生徒さんが売り子さんとしてお手伝いをしています。六実中央公園と六実市民センターで同時開催されているお祭りには、何十ものブースがありますから、とても多くの中学生が参加されているはずです。
次に、地域団体だけではなく、中学校・高等学校の生徒さんが主催しているブースがあります。今年は、六実中学校家庭科部さん、市立松戸高校生物部さんがブースを設置されていました。また、開会式と午後の長縄大会では、六実中学校の生徒会を中心に、六実小学校、六実第二小学校、六実第三小学校の児童会が合同となった子ども実行委員を結成し、司会進行を勤めています。
さらに、会場や地域に掲載されているポスターは松戸六実高校美術部さんが、当日の写真撮影は同じく松戸六実高校写真部さんが担当されているそうです。
出展ブースの大人の方々に話を聞いてみても、地域の生徒児童さんと触れ合えるこのお祭りを楽しみにしているそうです。
少子高齢化の現代、地域で子育てというキーワードをいたるところで聞きますが、この「六実っ子まつり」は地域の方々の共助により地域ぐるみの子育てが実践されている、とても素晴らしい事例だと思います。このお祭りを体験した子ども達が、いつかこのまちを盛り上げる大人になってくれることを期待しています。
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